2026年10月8日の記録

2026年10月8日の記録 日次記録

2026年10月2日(木)、警察庁が「令和8年8月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」を公表しました。2026年1〜8月の認知件数は29,687件、被害総額は2,360.7億円です。前年同期と比べると、件数で約14%、被害額で約33%増えています。

出典:警察庁SOS47「令和8年8月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」(2026年10月2日公表)https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/261002/01.html

8か月で被害額2,360億円。1か月あたり290億円を超えるペース

8月末時点の認知件数29,687件を8か月で割ると、月あたり約3,700件です。被害額2,360.7億円を8か月で割ると、月あたり約295億円になります(件数・被害額ともに当方による試算)。昨年(2025年)の年間被害額の確定値は約1,423億円でしたが、2026年は8か月の段階でその1.6倍を超えており、年間の累積規模が大きく拡大しています。

件数・被害額の両方が増えている中で、被害額の伸び(前年同期比+33%)は件数の伸び(+14%)を大きく上回っています。これは、1件あたりの被害額が大きくなっていることを示しています。

SNS型投資詐欺が件数・金額ともに急増

種類別に見ると、SNS型投資詐欺の増加が目立ちます。

特殊詐欺の種類別の状況(2026年1〜8月・暫定値)
種類 認知件数 前年同期比(件数) 被害額
SNS型投資詐欺 7,097件 +49.4% 937.4億円
ニセ警察詐欺 6,346件 −4.1% 728.6億円(+27%)

SNS型投資詐欺は認知件数が前年同期比49.4%増で、被害額も前年同期比53.8%増です。ニセ警察詐欺は件数こそ前年を下回りましたが、被害額は前年同期比27%増になっています。1件あたりの被害額が増えており、高額被害が増えていると読み取れます。

出典:同上(警察庁SOS47・2026年10月2日公表の暫定値より)。

SNS型投資詐欺の手口:「著名人の名前」と「高利回り」で誘う

SNS型投資詐欺は、SNSや動画サイトに掲載された広告・投稿を入口として、メッセージアプリのグループに招待し、偽の投資情報で金銭をだまし取る手口です。

警察庁が示している主な特徴は次のとおりです。

  • 著名人(経済人・投資家等)の名前・顔写真を無断で使った広告が入口になることが多い
  • LINEやTelegram等のメッセージアプリで「投資グループ」に招待される
  • 「実績」として偽の利益が表示され、信用させた後に入金を求める
  • 一度入金すると「税金」「手数料」等を理由にさらに要求される場合がある
  • 出金を申し込んでも応じられず、連絡が取れなくなるケースが多い

投資の話をSNSで持ちかけられた場合、グループに招待された場合は、立ち止まることが最初の対策です。

出典:警察庁SOS47「手口一覧と今日からできる対策」https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/

ニセ警察詐欺:「金地金」を購入させる手口が2026年も続く

ニセ警察詐欺は、警察官・検察官・金融機関職員などをかたり、「口座が不正に使われている」「逮捕状が出ている」などと伝えて、現金・キャッシュカード・暗号資産などをだまし取る詐欺です。2026年は、金地金(金塊・インゴット)を購入させてだまし取る手口の被害が継続して報告されています。

2026年6月5日付の警察庁の注意喚起では、偽の逮捕状の画像をSNSで送りつけた後に、資産の提出を名目として貴金属店で金地金を購入させ、受け子が自宅で受け取る手口が確認されたとされています。

警察官は、「逮捕を免れるために金銭を振り込め」「金地金を購入して渡せ」「ATMを操作してほしい」という指示を一切行いません。このような連絡を受けた場合は電話を切って、最寄りの警察署または警察相談専用電話(#9110)に相談してください。

出典:警察庁SOS47「ニセ警察詐欺の特異な手口」(2026年6月5日付)

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