「詐欺手口アーカイブ」の記録です。警察が公表する特殊詐欺の発生・検挙情報をもとに、その日ごとの記録として整理しています。2026年(令和8年)9月24日に三重県警察のホームページで公表された、特殊詐欺事件の発生7件をまとめました。
- 確認したページと、その結果
- この日の記録
- 松阪市の50代男性、「香川県警」「警視庁」を名乗る2人に現金150万円をだまし取られる
- 亀山市の90代女性、息子を名乗る電話で慰謝料100万円を現金で手渡し
- 志摩市の60代女性、マッチングアプリで知り合った相手に勧められ暗号資産500万円分を送信
- 伊賀市の70代女性、「空港職員」から「警視庁」へつながる電話で現金500万円をごみ集積所に置く
- 川越町の70代男性、SNSで知り合った相手の株式投資話で現金60万円を振り込む
- 三重県の60代女性、「日本郵便」「警察」「検事長」と順に名乗る相手に暗号資産4,290万円分を送信
- 菰野町の80代女性、配送会社をかたるメールから「福岡県警」「金融庁」へつながり現金130万円を手渡し
- この日の傾向
確認したページと、その結果
| 確認したページ | 確認できた最新の掲載日 | 9月24日付の特殊詐欺の掲載 |
|---|---|---|
| 三重県警察「事件事故情報」 | 2026年9月24日 | 発生7件 |
| 警察庁SOS47「注意喚起・お知らせ」 | 2026年9月4日 | なし |
この日の記録
松阪市の50代男性、「香川県警」「警視庁」を名乗る2人に現金150万円をだまし取られる
9月19日、松阪市の男性(50歳代)の携帯電話に、香川県警察の警察官を名乗る者から電話があり、「あなた名義の銀行口座が作られ、マネーロンダリングに使われていると判断した。名義人のあなたも犯罪に加担している可能性がある。」などと言われました。続けて、LINEのビデオ通話で警視庁の警察官を名乗る者から「身の潔白を証明するために持っているお金を調べる必要がある。」などと言われ、指示されるまま、現金150万円を指定された口座に振り込み、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」(2026年9月24日掲載・松阪署))。警察官を名乗って、口座が犯罪に使われていると告げ、潔白の証明を口実にお金を動かさせる流れは、当サイトのニセ警察詐欺の記事で解説している典型的なパターンです。
亀山市の90代女性、息子を名乗る電話で慰謝料100万円を現金で手渡し
9月18日の昼過ぎ、亀山市の女性(90歳代)方の固定電話に、女性の息子を名乗る者から「不倫相手を妊娠させてしまい、相手の旦那が怒っている。慰謝料として100万円を準備してほしい。」などと電話がありました。指示されるまま、鈴鹿市内の路上で、取りに来た男に現金100万円を手渡し、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・亀山署)。息子を名乗る電話のあとに、別の人物が現金を受け取りに来る流れは、当サイトのオレオレ詐欺の記事で解説している構造そのものです。9月18日の記録に載せた伊勢市の事案も、息子の不倫トラブルを口実にしたものでした。
志摩市の60代女性、マッチングアプリで知り合った相手に勧められ暗号資産500万円分を送信
7月頃、志摩市の女性(60歳代)が、マッチングアプリで知り合った男性を名乗る者からLINEで、「為替で短期的な取引を行っている。一緒に取引して利益を得られるようにしよう。」などと暗号資産への投資を勧められました。指示されるまま、8月6日、500万円分の暗号資産を指定されたアドレスへ送信し、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・鳥羽署)。出会いのきっかけから投資へ話を移していく流れは、当サイトのロマンス詐欺の記事で解説している手口に近いものです。
伊賀市の70代女性、「空港職員」から「警視庁」へつながる電話で現金500万円をごみ集積所に置く
8月中旬、伊賀市の女性(70歳代)方の固定電話に、空港職員を名乗る者から電話があり、「あなたが郵送した郵便物が中国で逮捕されている人物と関係している。」などと言われました。続いて、警視庁の警察官を名乗る者から「事件の捜査に協力して欲しい。あなたの預金口座のお金を調べる。現金を準備して欲しい。後日、捜査員が取りに行く。」などと言われ、指示されるまま、9月1日、自宅付近のごみ集積所に現金500万円を入れた封筒を置いたところ、持ち去られ、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・伊賀署)。渡す相手と直接会わず、決まった場所に置かせる形です。
川越町の70代男性、SNSで知り合った相手の株式投資話で現金60万円を振り込む
8月初旬、三重郡川越町の男性(70歳代)が、SNSを通じて知り合った者からLINEで、「80万円から始められ、期間も短く21日で8倍から10倍の利益を得られます」などと株式投資を勧められました。指示されるまま、9月10日及び同月17日、複数回にわたり、現金合計60万円を指定された口座に振り込み、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・四日市南署)。SNSを入り口に投資へ誘導する手口は、当サイトのSNS型投資詐欺の記事で解説しているパターンです。
三重県の60代女性、「日本郵便」「警察」「検事長」と順に名乗る相手に暗号資産4,290万円分を送信
7月3日、三重県の女性(60歳代)方の固定電話に、日本郵便の職員を名乗る者から電話があり、「あなたが発送した荷物の中にキャッシュカード等が入っており局留めになっている。」「緊急通報システムで警察につなぎます。」などと言われました。続いて、旭川警察署の警察官を名乗る者から「投資詐欺をした犯人を捕まえた。あなたの口座が詐欺に使用されている。」などと言われ、さらに、指示されてインストールしたSNSアプリのビデオ通話で、検事長を名乗る者から「暗号資産の口座も調べる必要がある。」などと言われました。暗号資産の取引アプリをインストールするなどし、指示されるまま、8月3日から同月13日までの間、複数回にわたり、合計4,290万円分の暗号資産を指定されたアドレスへ送信し、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・鳥羽署)。
菰野町の80代女性、配送会社をかたるメールから「福岡県警」「金融庁」へつながり現金130万円を手渡し
9月16日、三重郡菰野町の女性(80歳代)が、配送会社を名乗るメールに気付き、記載されていた電話番号に電話したところ、配送会社を名乗る者に「あなた宛ての荷物が届けられずに返ってきている。」などと言われました。その後、福岡県警の警察官を名乗る者に代わり、「荷物の中にはお金とあなた名義の通帳が入っていて、犯罪に使われた可能性がある。このままだとあなたを逮捕することになる。あなたが持っている口座のお金の番号を調べる必要があるため、金融庁の者がそのお金を受け取りに行く。」などと言われ、指示されるまま、同日及び翌17日、複数回にわたり、現金合計130万円を手渡し、だまし取られました(出典:三重県警察「事件事故情報」・2026年9月24日掲載・四日市西署)。
この日の傾向
三重県では2026年9月24日、特殊詐欺事件の発生が7件、同時に公表されました。被害者の年代は50代から90代までで、公表された金額を単純に足すと5,730万円です。内訳は、暗号資産が2件で4,790万円分、現金が5件で940万円でした。
このうち4件(松阪市・伊賀市・三重県の60代女性・菰野町)は、最初に名乗った相手から別の機関の人物へ話が引き継がれていく形でした。順に並べると、香川県警から警視庁、空港職員から警視庁、日本郵便から旭川警察署から検事長、配送会社から福岡県警から金融庁、です。公表された内容では、4件とも、荷物や口座が犯罪に関係している、あなたにも疑いがある、お金を調べる必要がある、という趣旨の話で不安を高め、現金を渡させる、振り込ませる、暗号資産を送らせる、という流れでした。
お金の渡し方は事案ごとに違いました。口座への振り込みが松阪市と川越町、路上で人に手渡しが亀山市と菰野町、ごみ集積所に置く形が伊賀市、暗号資産の送信が志摩市と三重県の60代女性です。警視庁は、警察官を名乗る詐欺について、「警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。」としています(出典:警視庁「警察官等をかたる詐欺」)。電話やビデオ通話でそのような話が出たら、その場で切り、警察署の代表番号や、警察相談専用電話(#9110)に、自分で確認してください。
前日の記録は、2026年9月23日の記録です。
(当サイトは個人が運営する情報サイトであり、警察・自治体などの公的機関とは関係ありません。記載内容は三重県警察が公表した情報をもとに要約したものです。)
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