2026年9月17日の記録

2026年9月17日の記録 日次記録

「詐欺手口アーカイブ」の記録です。今回から、警察が公表する特殊詐欺の発生・検挙情報をもとに、その日ごとの記録として整理していきます。2026年9月17日に三重県警察のホームページで公表された内容をまとめました。

この日の記録

四日市市の40代女性、SNSで持ちかけられた「共同経営」話で約790万円の被害

8月12日、四日市市に住む40代の女性のもとに、SNSを通じて知り合った人物からダイレクトメッセージやLINEで連絡がありました。「特定のサイトで商品を購入し、サイト内の登録店舗に転売すれば収入が得られる」「共同経営にすればさらに高額な商品を仕入れられ、利益も大きくなる。出資金は返金される」といった話を持ちかけられたといいます。女性は言われるまま、8月19日から28日にかけて複数回、指定された口座に現金を振り込み、合計約790万円をだまし取られました(出典:三重県警察「安全安心情報」(2026年9月17日発表・四日市西警察署))。SNSで知り合った相手から副業・転売・共同経営を持ちかけられて出資金を振り込ませる手口は、当サイトのSNS型投資詐欺の記事で取り上げている典型的なパターンです。

菰野町の60代男性、マッチングアプリの相手から暗号資産を約390万円分だまし取られる

8月上旬、三重郡菰野町の60代の男性が、マッチングアプリで知り合った「女性」を名乗る人物からLINEで暗号資産への投資を勧められました。指示されるまま取引所に登録して暗号資産を購入し、8月12日から27日にかけて複数回、指定されたアドレスに送金。合計約390万円相当の暗号資産をだまし取られました(出典:三重県警察「安全安心情報」・2026年9月17日発表・四日市西警察署)。マッチングアプリやSNSで恋愛感情や信頼関係を築いた相手から投資話を持ちかける手口は、ロマンス詐欺とSNS型投資詐欺が組み合わさった典型例です。

金融庁職員を名乗る男が自宅を訪問、キャッシュカードをすり替えて盗んだ疑いで逮捕

令和7年(2025年)11月20日、警察官を名乗る者が男性宅の固定電話に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている。通帳とキャッシュカードを調査する必要がある」とうそを言いました。その後、金融庁職員を名乗る人物が自宅を訪問し、男性名義の通帳とキャッシュカードを封筒に入れさせ、目を離したすきに別の封筒とすり替えて盗んだとされる事件で、三重県警察・津警察署は9月16日、49歳の男を逮捕したと発表しました(出典:三重県警察「安全安心情報」・2026年9月17日発表)。電話→訪問→封筒のすり替えという流れは、当サイトのキャッシュカードすり替え詐欺の記事で解説している手口そのものです。

「還付金がある」と役場・市役所職員を名乗りATMを操作させる手口で逮捕

5月27日、町役場の職員を名乗る者が被害者宅に電話をかけ、「税金の還付金を受け取れる」などとうそを言ってATMを操作させ、口座残高を不正に増やした上で現金を引き出させたとされる事件がありました。さらに翌28日には、市役所職員を名乗る者が「保険料の還付金を受け取れる」と同様の手口で、再びATMを操作させたとされ、三重県警察・名張署は9月16日、29歳の男を逮捕したと発表しました(出典:三重県警察「安全安心情報」・2026年9月17日発表)。「還付金がある」と電話をかけ、ATMを操作させて振り込ませる手口は、当サイトの還付金詐欺の記事で解説しているものと同じ型です。

この日の傾向

三重県では2026年9月17日、SNS・マッチングアプリを入り口にした「投資型」の被害2件と、特殊詐欺の摘発2件が、同じ日に公表されました。790万円・390万円という被害額は、当サイトがこれまで記録してきた特殊詐欺の被害額の範囲に収まりますが、SNSでの何気ないやり取りから始まり、数週間かけて複数回の振り込み・送金を重ねさせる進め方は共通しています。摘発2件は手口の性質が異なり、キャッシュカードすり替え詐欺は自宅訪問を伴う対面型だったのに対し、還付金詐欺は電話とATM操作の指示だけで完結する非対面型でした。逮捕までの期間にも差があり、還付金詐欺は被害発生から約4ヶ月、キャッシュカードすり替え詐欺は約10ヶ月を経てからの逮捕で、手口によって捜査にかかる時間にも差があることがうかがえます。

(当サイトは個人が運営する情報サイトであり、警察・自治体などの公的機関とは関係ありません。記載内容は三重県警察が公表した情報をもとに要約したものです。)

NEWSLETTER

最新の詐欺手口を、週1回メールでお届けします

新しい手口の解説記事や、その週に報じられた詐欺事件のまとめを無料で配信します。ご家族への注意喚起にもお使いください。

運営:詐欺手口アーカイブ(info@sagi-teguchi-archive.com)。メール内のリンクからいつでも配信停止できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました