週次記録:2026年9月5日〜9月11日に報じられた詐欺事件

週次記録:2026年9月5日〜9月11日に報じられた詐欺事件 週次記録

2026年9月5日から9月11日にかけて報じられた、特殊詐欺・SNS型詐欺の事件をまとめました。

この週の記録

愛知県:投資会社代表の男を詐欺容疑で逮捕、上場企業役員の肩書きを悪用か

9月8日、愛知県警察捜査2課は、投資会社代表の男(39)を詐欺容疑で逮捕したと発表しました。警察は認否を明らかにしていません。2023年5月、名古屋市内の会社役員の男性2人にSNSで投資話を持ちかけ、「(自社が)ファンドとして未上場企業の株式を購入するので、その資金を出してほしい」などとうそを言い、出資金の名目で計1億5,000万円を送金させ、だまし取った疑いがあるとされています(出典:時事ドットコム、朝日新聞(dメニューニュース配信))。

男はSNSでビジネス系インフルエンサーとして活動する一方、当時、東証プライム上場企業の取締役という肩書きを持っており、その肩書きを悪用して投資話を持ちかけていたとみられています。捜査2課によると、男はだまし取ったとされる1億5,000万円のうち約9,000万円をその上場企業に送金し、約2,800万円を自身の新株予約権の購入に使っていたとされ、この企業との金銭トラブルを抱えていたとみられています(出典:時事ドットコム)。「上場企業の役員」という社会的信用そのものが、投資話の説得材料として使われていた可能性がある事件です。

SNS型投資詐欺の手口の傾向はSNS型投資詐欺の記事で解説しています。

広島県:採用面接の不採用者を勧誘、国外移送を図ったとして再逮捕

9月7日、広島県警察は、建設会社代表の女(32)と元同社役員の女(30)を、所在国外移送誘拐未遂と職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで再逮捕しました。2人はいずれも容疑を否認しているということです。3月下旬から4月中旬ごろ、自社の採用面接で不採用にした県内の男性(35)に対し、「海外で稼げるテレアポの仕事を紹介できる」などと言って匿名・流動型犯罪グループに紹介し、東南アジアへ移送しようとした疑いがあるとされています(出典:時事ドットコム、Yahoo!ニュース(時事通信配信))。

両容疑者は先月(8月)17日にも、同様の手口で1人を台湾に移送したとして、所在国外移送誘拐容疑などで逮捕されていました。県警は、2人が犯罪グループのリクルーター役だったとみています。「闇バイト」というと、SNSやメッセージアプリでの募集をイメージしがちですが、今回は正規の採用面接という、一見詐欺と無関係に見える入り口が悪用されていた点が特徴です。

闇バイトの手口全体は闇バイトの記事で整理しています。

この週の傾向

今回の2件に共通するのは、「詐欺とは無関係に見える、正規の場」が入り口として使われていたことです。一方は上場企業の役員という肩書き、もう一方は自社の採用面接という、どちらも普段は信頼の裏付けになるはずのものです。

肩書きや役職、採用面接という形式そのものは、本人確認や信頼の代わりにはなりません。話の内容が「うますぎる」と感じたときは、相手の肩書きの立派さとは切り離して、一度冷静に見直すことが被害を防ぐ手がかりになります。

(当サイトは個人が運営する情報サイトであり、警察・自治体などの公的機関とは関係ありません。記載内容は報道各社の報道をもとに要約したものです。)

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